「子どもが偏食で困っちゃう……」「どうしても野菜を食べてくれない……」と子どもの食事に悩んでいるママは多いのではないでしょうか。そんなママたちの強い味方となってくれるのが、栄養素を手軽に補えるサプリメントです。今回は、大人だけでなく子どもも飲める、子どもたちにも摂取してほしい栄養素のおすすめサプリメントを紹介します。

サプリメントってどんなもの?

サプリメントには明確な定義はありませんが、健康食品のひとつとして考えられています。
厚生労働省によると、サプリメントとは健康食品のうち「特定成分が濃縮された錠剤やカプセル形態の製品」を指すと考えられているそうです。しかし、実際にはスナック菓子や飲料までサプリメントと呼ばれることもあり、さまざまな形態の製品が存在しているのだとか。
中でも、ビタミンやミネラルなど特定の栄養成分の補給のために利用され、栄養成分の機能が表示されているものを栄養機能食品といいます。
子どもには水なしでも摂取できるチュアブルタイプがおすすめ!

子どもにサプリメントを飲ませたいと考えているなら、水なしでも摂取できるチュアブルタイプがおすすめです。ラムネのようなタブレット状になっていて、噛んで食べられるので、おやつ感覚で与えることもできますよ。
錠剤やカプセルタイプは、小さい子どもには飲み込むことが難しいかもしれません。のどに詰まらせずに問題なく飲み込めるようになるのは5歳頃からといわれています。錠剤やカプセルのサプリメントを選ぶ場合は、子どもの年齢とサプリメントの粒の大きさもよく確認すると良いでしょう。
親子で摂取できるおすすめサプリメント4選
ここからは、大人も子どもも一緒に摂取できるおすすめのサプリメントを紹介します。筆者の5歳の娘にも実際に試してもらい、感想を聞いてみたので参考にしてみてくださいね。
ファンケル(FANCL) 親子de ビタミン

ファンケルの「親子deビタミン」は、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2とキシリトールが配合されたチュアブルタイプのサプリメントです。レモン風味なので少し酸っぱいですが、子どもも問題なく食べられます。娘も「おいしくておやつみたい!」と言っていました。

ビタミンCは水溶性で、摂取してから排出されるまでの時間が短いといわれているため、こまめに摂取することが推奨されています。大人の1日摂取目安量は1〜3粒なので、数回に分けて食べるといいですね。子どもの場合は1日1粒が目安です。
同じシリーズで、鉄分、カルシウムのタイプもあるので、欲しい栄養素に合わせて選んでみてもいいですね。
◾️商品情報
ファンケル 親子de ビタミン
90粒入 1,512円(税込)
オリヒロ(ORIHIRO)かんでおいしいチュアブルサプリ 鉄

オリヒロの「かんでおいしい チュアブルサプリ 鉄」も、噛んで食べられるチュアブルタイプのサプリメントです。食事だけでは不足しがちな鉄分と葉酸が含まれています。甘酸っぱいミックスベリー味で、噛むか舐めて摂取します。

ラムネ菓子のような食感で、娘も問題なく食べていました。ただ、食べ終わった後に若干ですが鉄特有の風味を感じたので、苦手な方もいるかもしれません。目安摂取量は、大人が1日4粒、子どもは大人の半量くらいを推奨しています。
ほかにも、同じシリーズに、マルチビタミン&ミネラル、カルシウム+乳酸菌など、子どもに摂取してほしい種類のサプリメントがありますよ。
◾️商品情報
オリヒロ かんでおいしいチュアブルサプリ 鉄
120粒入 オープン価格
ワダカルシウム製薬 いちごカルシウム ハローキティ

ワダカルシウム製薬の「いちごカルシウム ハローキティ」は、キティちゃんのパッケージがかわいい、チュアブルタイプのサプリメントです。カルシウムのほか、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも配合されています。カルシウムは子どもの成長に役立つのはもちろん、大人も将来のために摂取しておいて損はない成分です。

こちらは粒がいちご型で見た目もお菓子のようです。娘も「かわいい!」と喜んで食べていました。甘めのいちご味で食べやすいですが、食べ終わった後に口内に少し粉っぽさを感じました。摂取するときは飲み物も用意しておくといいかもしれません。1日2〜3粒が目安量です。子どもは半量くらいから試してみてくださいね。
◾️商品情報
ワダカルシウム製薬 いちごカルシウム ハローキティ
60粒入 1,296円(税込)
株式会社青粒 あおつぶ

株式会社青粒の「あおつぶ」は、食物繊維やカルシウム・鉄が豊富な野菜であるモロヘイヤを乾燥させて粒にした、モロヘイヤ100%の健康補助食品です。モロヘイヤの粘りを生かして固めているため、凝固剤などは使用しておらず、添加物が気になる方も安心して飲めそうですね。

1日20〜30粒(1回あたり10粒程度)が目安量なのでやや多く感じますが、小さめの三角の粒なので非常に飲みやすいです。娘はあおつぶで錠剤デビューしましたが、飲みにくさを感じなかったようで、自ら進んで飲むようになりました。野菜料理を1品プラスするような感覚で飲むのがおすすめとのことです。

10粒ずつ個包装になっているので外出先でも摂取しやすいのがうれしいですね。さまざまな容量のタイプが販売されているので、まずはお試し用の小さいものから買ってみるのもおすすめです。たくさん飲む人は個包装タイプではなく大容量のボトルタイプを選ぶのがおすすめですよ。我が家もボトルタイプを常備しています!
◾️商品情報
株式会社青粒 あおつぶ
140粒入(10粒×14包) 1,296円(税込)
サプリメントの注意点

最後に、サプリメントを摂取する際の注意点をお伝えします。
目安量を守って摂取する
サプリメントのパッケージには、目安摂取量が記載されています。特定の栄養素を過剰摂取すると、健康に悪影響を与えてしまう可能性もあるため、目安量は必ず守って摂取するようにしましょう。
サプリメントに頼りすぎない
サプリメントはあくまで健康食品の1つであり、食事の代わりにはなりません。サプリメントですべての栄養を摂ろうとせず、食事からバランスよく栄養素を摂取できるように心がけましょう。サプリメントはあくまで食事だけでは足りない栄養素を補助する役割と考えてくださいね。
のどに詰まらせないように気をつける
錠剤タイプやカプセルタイプのサプリメントを飲ませるときには、子どもがのどに詰まらせないように注意しましょう。多めの水と一緒に飲むことも大切です。
まとめ
文/Megumi