日本は子育てしにくい国になったと嘆かれている昨今。我が家も3人(中三・中二・小二)の子どもがいる家庭として、その現状をひしひしと実感している最中です。
子育てで大変なことのひとつとして、お金を挙げる人も多いでしょう。しかし、大変なのは費用面だけではありません。
今回は実際に私が思う、お金以外の大変だったことを紹介します。それでも3人産んで良かったと思えている理由についても考えてみました。
日本は子育てしにくい国になったと嘆かれている昨今。我が家も3人(中三・中二・小二)の子どもがいる家庭として、その現状をひしひしと実感している最中です。
子育てで大変なことのひとつとして、お金を挙げる人も多いでしょう。しかし、大変なのは費用面だけではありません。
今回は実際に私が思う、お金以外の大変だったことを紹介します。それでも3人産んで良かったと思えている理由についても考えてみました。
子どもの年齢差によっては、卒業式や入学式などのイベントがかぶることがあります。我が家の場合は、中間子の中学入学式と末っ子の小学入学式がかぶりました。学区内なので時間はずらされていましたが、入学式のハシゴは時間の余裕がありません。
当日を迎えるまでに最初の入学式の所要時間、移動時間、次の入学式の受付終了時間までを何度もシミュレーションしたことを覚えています。ちなみに、学校への車の乗り入れはできなかったので自転車でハシゴしました。
我が家の学区では、運動会や参観日などの行事は日程をずらしてくれているのでかぶることはありませんが、地域によっては行事ごとにハラハラしそうですよね。
ちなみに、時間調整は大変でしたがヘアセットなど私にかかる身支度は1回で済むので、節約にはなったと思います。
我が家は末っ子だけ年が離れており、とにかく甘えん坊。「3人の中で誰が一番好き?」や「誰が一番かわいい?」ということを聞いてきます。
きっと、“末っ子が一番!”と言われたいのだと思いますが、それをしてしまうと上2人は面白くありません。
そこで、我が家は階級分けすることにしました。
「7歳ブロックの中では一番! 15歳ブロックではお姉ちゃんで、13歳ブロックではお兄ちゃんが一番ね」というと、今のところ納得してくれています。
階級分けはいろいろな場面に応用できるので、おすすめです。
日常生活の中では、洗濯物とご飯が多いことが圧倒的に大変です。
中学生2人に関しては運動部に入っているため、毎日の洗濯物に練習着もプラス。量が多いので、平日2回、休日3回は洗濯しています。
また、唐揚げは1回1.5kg作るなど、とにかくご飯も量が必要です。
部活終わりで帰宅するとお腹が減っているので、バナナやパンなど、軽食になるものもストックしたり、すぐに作れるメニューを用意していたりします。おかげで帰宅後10分で3品作れるようになりました。
今は洗濯物やご飯の量が必要ですが、子どもが巣立って夫婦2人になると一気に減るので、人生の中でも10年くらいの大変さだと、前向きに捉えるようにしています。
子どもが小さいときにとくに困ったのが、プレイルームなどにある大人1人に対する子どもの人数制限。
夫の仕事は土日に出勤があることが多いので、休日は私1人で子どもを遊びに連れて行っていたのですが、「大人1人に対して子ども2人まで」という制限がある遊び場もしばしば。
子どもから目を離して欲しくないという理由だと理解はしているのですが、1人で連れて行ける場所に限界がありました。
事前のチェックも欠かせなかったので、“3人いるからこそ”大変だったことのひとつです。
子育ては毎日新しいことの連続で、楽しいことばかりではありません。
それでも3人産んで良かったと心から思っています。その理由を考えてみました。
子育てでは、お金では得られない幸せをもらえます。
子どもからの何気ないお手紙や似顔絵などは、大切な宝物です。また、中学生くらい大きくなっても子どもの寝顔は小さいころと変わらず愛おしく、パワーをもらえます。
こんな感情は子育てをしていないと得られなかったはずなので、産んで良かったと思っています。
3人同じように育てているつもりでも、それぞれ性格は異なります。元気が良くてパワフルな長女。真面目でやさしい長男。甘えん坊で世渡り上手な次女……。
それぞれ得手不得手が異なり、特に長女は勉強が苦手な特性があります。もし、長女だけを育てていると特性に必要以上に悩んだかもしれません。実際に3人が産まれるまでは、子育てに悩むことも多かったです。
今は、それぞれの個性だと受け止められるようになり、「それぞれに合った生き方をして欲しいな」と思えるようになりました。