お肉を豪快に焼いて楽しむのが、BBQの醍醐味です。
とはいえ「お肉を焼くだけ」ではマンネリになりがちで、目新しさがありません。
「いつもと違うBBQメニューはないかな?」と悩む人は、海外のBBQに目を向けてみましょう。
この記事では、アメリカ、ハワイ、韓国の3つのBBQスタイルや特徴・おすすめメニューをご紹介。
世界のグルメを味わいながら、家族や友人と特別な時間を過ごしましょう!
お肉を豪快に焼いて楽しむのが、BBQの醍醐味です。
とはいえ「お肉を焼くだけ」ではマンネリになりがちで、目新しさがありません。
「いつもと違うBBQメニューはないかな?」と悩む人は、海外のBBQに目を向けてみましょう。
この記事では、アメリカ、ハワイ、韓国の3つのBBQスタイルや特徴・おすすめメニューをご紹介。
世界のグルメを味わいながら、家族や友人と特別な時間を過ごしましょう!
アメリカのバーベキューは、じっくり時間をかけて大きな塊肉を調理する「ロー&スロー」スタイルが特徴です。
炭火やスモークを使い、肉のうま味を最大限に引き出します。地域ごとにソースや味付けに個性があり、家族や仲間とゆっくり楽しむのがアメリカ流です。
肉だけでなくサイドディッシュも充実しており、野菜や豆を使ったメニューも楽しめます。
牛肉のブリスケット(肩バラ肉)を長時間スモークして調理する、アメリカ南部の代表的なBBQメニューです。
日本の肉マニアからは「ブリスケ」などとよばれており、その一部は「コウネ」という名称で知られています。
広島県の焼き肉屋では定番メニューとして提供されているため、広島県の人にはおなじみかもしれません。
本場アメリカでは、薪や炭の煙を使用して10時間以上かけて調理するのが定番です。
いわゆる「ロー&スロー」スタイルで調理された肉は柔らかく、肉のうま味が凝縮されています。
焼き上がりまでに時間がかかるので、泊まりがけのキャンプなどでチャレンジしてみるのがおすすめ。
ジューシーでやわらかく焼き上がった肉は、スライスしてそのまま食べたり、サンドイッチにしたりと、さまざまな食べ方で楽しめます。
豚の肩肉などの塊肉を低温でじっくり時間をかけて加熱し、フォークなどで細かくほぐした料理です。
名前の「プルド(pulled)」は「引き裂いた」という意味で、調理後にほろほろに柔らかくなった肉を裂いて食べることから来ています。
味付けにはバーベキューソースを絡めることが多く、パンに挟んでサンドイッチとして食べるのが一般的。
アメリカでは「BBQ三大料理」のひとつとして親しまれており、子どもも大人も大好きな人気メニューです。
ただしこちらも「スロー&ロー」での低温調理が基本となります。
バーベキューでは塊肉をアルミホイルで包み、炭火でじっくりと焼かなければなりません。
完成までに3~4時間程度かかるので、時間に余裕のあるときにチャレンジしてください!
鶏の手羽先や手羽元をバーベキューソースやスパイスで味付けして焼き上げる、アメリカでは定番のBBQメニュー。
バーベキューソースは、甘さと酸味のバランスがよく、子どもから大人までおいしくいただけます。
バーベキューで焼くときは、こしょう、パプリカパウダー、ガーリックパウダー、オニオンパウダーで下味を付けてください。
バーベキューのグリルやオーブンでしっかり焼いたらバーベキューソースを塗り、さらに5分ほど焼くと完成です。
骨付き肉なので、手に持って豪快にかぶりつきましょう。
茹でたマカロニにチェダーチーズベースのチーズソースを絡めた、アメリカの伝統的な家庭料理です。
アメリカのバーベキューでは、定番のサイドメニューとしてよく食べられています。
BBQでは、プルドポークやピクルスをトッピングする「バーベキューマックアンドチーズ」というアレンジが大人気です。
バーベキューにはマカロニとチーズを絡めたものを持参し、グリルで軽く温めましょう。
チーズがとろっととろけて、濃厚な風味を楽しめます。
ハワイのBBQは、甘辛い特製ソースやフルーツを使ったマリネが特徴です。
地元産のカフクコーンや新鮮な野菜も一緒にグリルし、プレートランチ風に盛り付けるのがハワイ流。
ビーチや屋外でカジュアルに楽しむのが定番スタイルです。
ハワイ語では、「フリフリ(Huli-huli)」は「回す」という意味があります。
すなわちフリフリチキンとは、回転させながら焼き上げる鶏肉料理のこと。
鶏は特製の甘辛い醤油ベースのマリネ液に漬け込まれており、日本人の好きな照り焼き風味です。
本来は鶏を丸ごと使用するメニューですが、BBQでは鶏もも肉を2枚くらい用意するのがおすすめ。
串に刺して回しながら焼けば、1時間前後で焼き上がります。
殻付きのエビを、たっぷりのニンニクとバター、オリーブオイルで香ばしく炒めたメニューです。
ニンニクの風味が効いた濃厚なソースはエビと相性がよく、ご飯にもパンにもよく合います。
BBQでは、下処理したエビをニンニク、オリーブオイル、レモン汁、塩こしょうでマリネして焼くだけ。
焼き上がったらバターと醤油を加えると、より本格的な味わいになります。
※画像は参考でありカフクコーンではありません。
カフクコーンは、ハワイのノースショアにある「カフク地区」で栽培される甘味の強いトウモロコシです。
焼き上がったカフクコーンにバターや塩を付けて食べると、肉料理の合間にぴったりのサイドメニューになります。
残念ながら、カフクコーンは日本では入手できません。
日本で入手できるトウモロコシとしては、「ゴールドラッシュ」「サニーショコラ」などといった甘味の強いスイートコーンがおすすめ。
BBQでは皮を1〜2枚残してじっくりと焼き、バターや塩で味わいましょう。
韓国のBBQは、サンチュやエゴマの葉などの生野菜に包んで食べる「サム(쌈)」スタイルが特徴的です。
キムチやナムルなどの豊富な「パンチャン(付け合わせ)」と一緒に食べることで味に変化を付けやすく、飽きずに長く楽しめます。
「サム(3)」「ギョプ(層)」「サル(肉)」、すなわち豚の三枚肉(豚バラ肉)を使ったメニューです。
厚切りにスライスした豚バラ肉を専用の鉄板やグリルで焼き、表面がカリッと香ばしくなるまで焼き上げます。
焼いた肉をサンチュやエゴマの葉で包み、塩やごま油、青唐辛子のスライス、ネギの和え物、ニンニク、味噌ダレ(サムジャン)などに付けて食べるスタイルが一般的。
肉の脂っこさを野菜の爽やかさが和らげてくれるため、すっきりと食べられます。
BBQでは、好みの調味料や野菜を用意して自由に楽しみましょう。
薄切りの牛肉を甘辛い醤油ベースのタレに漬け込んで焼くメニューです。
「プル」は「火」、「コギ」は「肉」という意味があり、直訳すると「火で焼いた肉」という意味になります。
牛肉は、モモやカタなどといった赤身の多い部位を使うのが一般的。
玉ねぎ、ニラ、パプリカなどの野菜や春雨も一緒に調理します。
ニンニク、しょうが、醤油、砂糖、酒、ごま油、コチュジャンなどを混ぜたタレは甘辛く、りんごや梨のすりおろしを加えたものは肉を柔らかくする効果もあります。
下味を付けた薄切り肉と野菜を焼くだけなので、気軽なBBQメニューに最適。
サンチュやエゴマの葉で包み、サムジャン(味噌ダレ)やニンニク、キムチと一緒に食べましょう。
小麦粉や米粉を溶いた生地にニラやネギ、海鮮、野菜などの具材を混ぜ込んで焼き上げた、韓国の伝統的な料理です。
日本のお好み焼きよりも薄く、外側はパリッと、内側はもちっとしています。
食べるときは、辛みの効いた醤油ベースのタレを付けてください。
BBQメニューとして楽しむときは、ご家庭で焼いてから持参するのがおすすめ。
炭火で軽くあぶると香ばしさが際立ち、肉料理の合間にぴったりなサイドメニューとなります。
韓国語では、「ポックム(볶음)」は炒める、「パッ(밥)」はご飯を意味します。
すなわちポックンパッとは、韓国風チャーハンのことです。
具材については特に決まりがなく、キムチポックンパや海鮮ポックンパ、肉入りのポックンパなどの種類があります。
BBQでは、焼肉やサムギョプサルの〆として食べるのがおすすめ。
残った肉の脂やタレ、キムチとご飯を炒めたチャーハンは、味わいも格別です。