日本列島は山脈が多く、風が山にぶつかって雪雲が発達しやすい地形です。世界有数の豪雪地帯はもちろん、雪の名所も全国にあり、日本の冬に雪は欠かせません。
この記事では、日本の冬の美しさを堪能できる雪の絶景をピックアップしてご紹介。春がすぐそこまで来ている今だからこそ、日本の冬の美しさを楽しみましょう。
日本列島は山脈が多く、風が山にぶつかって雪雲が発達しやすい地形です。世界有数の豪雪地帯はもちろん、雪の名所も全国にあり、日本の冬に雪は欠かせません。
この記事では、日本の冬の美しさを堪能できる雪の絶景をピックアップしてご紹介。春がすぐそこまで来ている今だからこそ、日本の冬の美しさを楽しみましょう。
北海道上川郡美瑛町は、十勝岳連峰の麓に広がる、標高約500mのエリアです。
夏はパッチワークのような花畑で人気を集めていますが、深い雪に覆われる冬も他では見られない風景を楽しめます。
美瑛・白金の見どころを見ていきましょう。
白金温泉からほど近い場所にある「青い池」は、美瑛を代表する絶景スポットです。
美瑛の代名詞ともいえる独特のブルーは、アルミニウムを含んだ湧き水が美瑛川の水と混ざり合うことで生まれます。
冬になると池の水面は凍結して雪が降り積もり、夏のような青い輝きは見られません。
そのため冬の青い池の見どころは、昼よりも夜です。
例年11月から翌年4月頃までは、周辺のライトアップが実施されます。
雪景色を照らす光が木々の影や氷柱を照らし、幻想的な美しさ。
人気観光スポットの白ひげの滝もライトアップされ、白い滝筋と青い川面のコントラストを楽しめます。
「丘のまち」として知られる美瑛のもう一つの主役は、なだらかな起伏が続く丘陵地帯です。
雪が降ると、畑の境界線や道路の境目がすべて消え去り、見渡す限り白一色となります。
よく晴れた日に出掛けると、抜けるような「美瑛ブルー」の空と、ダイヤモンドダストが輝く白い大地を楽しめるでしょう。
ホワイトアウトした景色の中で目立つのは、観光スポットとして人気の象徴的な木々です。
美瑛の丘には、「クリスマスツリーの木」「ケンとメリーの木」「セブンスターの木」など、見どころがたくさん。
どこからカメラを構えても、映える写真が撮れること間違いなしです。
銀山温泉は、山形県尾花沢市にある温泉です。
江戸時代に銀鉱山として栄えた温泉街はレトロな情緒があり、日本有数の温泉スポットとしてしばしば名前が挙がります。
どの季節に訪れても四季折々の美しさがありますが、ノスタルジックな雰囲気を満喫するなら冬がおすすめ!
環境省により国民保養温泉地にも指定されている、銀山温泉の冬景色をご紹介します。
銀山温泉の魅力は、木造旅館が立ち並ぶレトロな街並みです。
銀山川の両岸には、大正から昭和初期にかけて建てられた3~4階建ての木造旅館が軒を連ねています。
建物の細部に施された鏝絵(こてえ)※も美しく、大正ロマンの世界そのものです。
冬の寒い日は温泉街のあちこちから湯気が立ち上り、温泉街らしい風情を楽しめます。
豪雪地帯だけあって雪が降る時期は長く、例年は4月初旬ごろまで雪が残っているそうです。
※漆喰をこてで盛り上げたり削ったりして作られる、立体的な壁面装飾
夕暮れから夜にかけて灯るガス灯は、銀山温泉の象徴的な存在です。
ガス灯に1つまた1つと火が灯ると、温泉街全体がやわらかなオレンジ色の光に包まれます。
雪が積もっていれば雪がガス灯の明かりを反射して、より幻想的な光景に!
浴衣姿で外湯を巡ったり、足湯に浸かりながら夜の温泉街を眺めたりするのも、銀山温泉ならではの楽しみ方です。
大内宿は、福島県会津若松市から車で約40分の山間に位置しています。
江戸時代には、会津若松と今市宿を結ぶ「下野街道」の宿場町として栄えました。
大内宿の雪景色の魅力を見ていきましょう。
大内宿には、現在も茅葺き屋根の民家が30軒ほど立ち並んでいます。
冬は雪が街を覆い、辺り一面真っ白に。茅葺き屋根のシルエットが際立ち、日本の原風景ともいえる美しい景色を楽しめます。
江戸時代の雰囲気をより強く感じたいなら、集落の突き当たりにある子安観音堂へ足を運びましょう。
階段を上れば、雪に覆われた宿場町を一望できる絶景スポットがあります。
大内宿のグルメといえば、箸の代わりに「1本の長ネギ」を使って食べる「ねぎそば(高遠そば)」は外せません。
ネギをかじりながら蕎麦をすする体験は、旅のよい思い出となるでしょう。
このほか、囲炉裏のある民家を利用した食事処では、じゅうねん(エゴマ)味噌を塗った餅を炭火で焼く「しんごろう」や、地元で採れた山菜の煮物なども味わえます。
雪景色を眺めながら、ぜひ家族で楽しく囲炉裏を囲んでみてください。
富山県高岡市にある雨晴(あまはらし)海岸は、「日本の渚百選」にも選ばれている風光明媚な場所です。
この地域には源義経一行が雨宿りしたという伝説があり、これにちなんで「雨晴」と呼ばれるようになったといわれています。
雨晴海岸の雪景色をご紹介します。
「雪景色」とはいえ、雨晴海岸に雪がつもるわけではありません。
雨晴海岸から見えるのは、3,000m級の立山連峰です。
富山湾の向こうにそびえ立つ立山連峰は、冬になると真っ白に冠雪し、神々しい雰囲気になります。
青い海と白い山々のコントラストは圧巻で、自然のスケールの大きさを実感できるとして人気です。
雪景色を眺めるのにおすすめなのは、冬の晴れた早朝。
雪をまとった立山連峰が朝日で淡く染まる、「アルペングロー」が見られることがあります。
特に冷え込みが厳しい早朝には、海水温と気温の差によって海面から蒸気が立ち上がる「気嵐(けあらし)」が発生することがあります。
朝日に照らされて黄金色に輝く霧と立山連峰のシルエットは、一期一会の絶景です。
映える写真を撮りたい人は、女岩(めいわ)と呼ばれる岩礁越しに立山連峰を望む構図がおすすめです。
雨晴海岸の魅力は、穏やかな美しさだけではありません。
冬の日本海特有の、鉛色の空と荒々しい波もまた、自然の力強さを感じさせる魅力の1つです。
なお「寒さに耐えられない!」という人は、海岸のすぐそばにある「道の駅 雨晴」から海を眺めましょう。
カフェには大きなガラス窓があり、白い波しぶきが岩に砕け散る、迫力のある日本海を楽しめます。
メタセコイア並木は、滋賀県高島市マキノ町にある人気の観光スポットです。
農業公園「マキノピックランド」へと続く県道沿いにあり、「新・日本街路樹百景」にも選ばれました。
メタセコイア並木の雪景色について見ていきましょう。
画像提供:(公社)びわ湖高島観光協会
この並木には、約500本のメタセコイアが一直線に植えられています。
メタセコイアは、円錐形の樹形が特徴的な中国原産の落葉高木です。
春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉と季節ごとの美しさがあり、冬は細かい枝にまで雪が降り積もる様子が見事だといわれます。
日本の本州ではなかなか見られない光景なので、ドラマの1シーンに迷い込んだかのような気分を味わえること間違いなし!
特に韓国ドラマ好きの人は、既視感が強いかもしれません。
メタセコイア並木のすぐそばにある「マキノピックランド」は、果物狩りが楽しめる農業公園です。
冬は果物狩りのシーズンではありませんが、園内のカフェやレストランで地元の味覚を堪能できます。
特に人気なのが、マキノ産のさつまいもを使ったスイーツや、地元野菜をふんだんに使った料理です。
冷えた体を温めるなら、近隣にある「マキノ高原温泉さらさ」で日帰り入浴を楽しみましょう。
家族でお出かけすれば、雪景色のドライブ・絶景散策・温泉と、盛りだくさんな1日を過ごせます。