【子どもの習い事】“スイミングしか勝たん”説。その理由は?

公開日:2026/04/21

【子どもの習い事】“スイミングしか勝たん”説。その理由は?

昔から人気の習い事ランキングでは常に上位に君臨するスイミング。泳ぎをマスターすることは水難事故の予防、命を守ることにも繋がりますが、習い事にスイミングを選ぶ人の多くは、それだけが目的ではないようです。「すべてのスポーツの土台になる」、「風邪をひきにくくなる」など、スイミングを習うメリットを改めて考察します。

スイミングはなぜ人気?

子どもの習い事といえば、スイミングを真っ先に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。実際、人気の習い事ランキングでは常に上位にランクインし、男女共に人気の高いスポーツです。そして、それにはちゃんとした理由があるようで……。スイミングを習うことで期待できるメリットや効果をまとめました!

基礎体力がつく

スイミングは腕、脚、腹筋、背筋、肩など体中の筋肉を使うため、バランスよく全身を鍛えることができます。水圧がかかる中での運動は筋力維持に効果的!

 

さらに浮力の働く水中では、陸上に比べると筋肉や腱、靭帯といった「軟部組織」の緊張が解けた状態。この状態で全身運動をおこなうことで柔軟性も高めることができます。

 

このように基礎体力がつくため、あらゆるスポーツの土台となる身体を作ることができます。

心肺機能が高くなる

水圧がかかるため呼吸筋が鍛えられます。呼吸筋が鍛えられると肺活量が増え、持久力アップが期待できます。

 

また、水圧がかかると身体に滞っている血液が心臓に戻りやすくなるため、結果として心臓が送り出す血液の量も増加します。こうして効率よく心臓のポンプ機能を高め、血液の循環をスムーズにします。

免疫力が向上する

上記した通り、血液の循環がスムーズになると、免疫細胞が全身を巡りやすくなるため、免疫力が上がります。

 

“スイミングをすると風邪をひきにくくなる”という話を聞いたことがある人は多いかもしれませんが、このように血流がよくなることで免疫細胞が活発に働くこと、さらに体温調節機能が鍛えられることも関係しているといわれています。

自律神経が整う

身体のさまざまな機能を司る自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。スイミングによって自律神経が整うのは、体温と水温の温度差が関係しています。

 

30℃前後の体温よりも少し低いプールに入ると交感神経が優位になり、プールから上がると今度は副交感神経が優位になります。このように強制的に交感神経と副交感神経の切り替えをおこなうことが自律神経によい影響を与えるといわれているのです。

 

自律神経が整うと、「疲れやすい」、「だるい」、「イライラする」といった心や身体に関するさまざまな不調が改善されるだけでなく、集中力や判断力もアップします。

姿勢がよくなる

スイミングによってインナーマッスルを含む腹筋や背筋がバランス良く鍛えられるので、背骨や骨盤などの身体の軸も自然と正しい位置におさまり、姿勢がよくなります。

 

また、猫背の原因となる肩甲骨の開きも改善されるので、猫背の解消も期待できます。特に現代ではスマホやタブレットの使用で姿勢が悪くなっている子どもが多いようです。小さなうちから綺麗な姿勢をキープしたいものですね。

ケガのリスクが少ない

スイミングは選手同士がぶつかり合うことがほとんどないため、ケガの少ないスポーツといわれています。

 

さらに、水中では浮力が働くため、ほかの陸上のスポーツに比べると関節など身体のどこか一部だけに負荷がかかるといったことがなく、身体を痛めるリスクも比較的少ないです。

 

ケガや故障のリスクが低いことは子どもにとって嬉しいポイントですが、生涯スポーツとして楽しめるポイントでもあります。子どもの頃に身につけたことを大人になっても続けられるのは魅力的♪

スイミングで学力アップも狙える!

スイミングをしていると頭がよくなるという説もあります。

 

「浮力の影響で前後左右上下自由に身体を動かせるため空間認識能力が鍛えられる」、「息継ぎや日常とは違う水中での動きなどを考えながら泳がなければならないため、それが脳の前頭葉を刺激する」など、理由はひとつではなくいろいろあるようです。

 

また、東大生の60%がスイミングを習っていたというデータもあります。比較のためのデータでは、小学生全体でスイミングを習っている人は31%。これらの数字を比較してみると、スイミングと脳は無関係ではないといえそうです……!

 

参照:『プレジデントムック  塾 習い事選び大百科2017完全保存版』(2017) プレジデント社

スイミングは何歳からはじめるのがよい?

いつからスイミングをはじめるかを悩んでいるママも多いでしょう。

 

首がすわるようになる生後6か月頃から通えるベビースイミングもありますが、一般的には4〜5歳頃までにはじめるのがよいといわれています。

 

「スキャモンの発達・発育曲線」を参考にすると、神経系は4〜5歳頃までに約80%成長し、12歳頃には100%近く成長を遂げます。この神経回路の発達が著しい時期にたくさんの刺激を与えることが、神経の発達によいとされるためです。

 

とはいえ、だからといってはじめるのが遅ければ意味がないというわけではありません。前述の通り、何歳からはじめてもさまざまな効果やメリットを得られます。子どもの体力ややる気なども考慮しながら、はじめるのにベストな時期を見つけてあげましょう。

 

参照:【PDF】公益財団法人 日本スポーツ協会「各器官の発達には特徴があります – 通信」

スイミングスクールを選ぶときのポイント

スイミングスクールに通う際には、チェックしておきたいいくつかのポイントがあります。

 

  • 清潔で安全なところか
  • 振り替えレッスンがあるか
  • コーチの人柄・指導スタイル
  • 進級のシステム

 

ほとんどのスクールが無料体験レッスンをおこなっているので1度行ってみるのがおすすめ。清潔で安全であるのは絶対条件だと思いますが、コーチの指導スタイルや進級システムも把握しておきたいところ。

 

楽しく和気あいあいとしているのか、厳しめなのか。また、2か月に1度進級テストがあるのか、1か月に1度なのか、などもスクールによってさまざまです。ママが気に入っても、子どもの性格やモチベーションと合わなければやる気をそいでしまい「辞めたい……」と言われてしまうかもしれません! しっかりと話し合って決めましょう。

 

また、料金もスクール選びの重要なポイントですが、その際は、休んだ場合に振り替えレッスンが可能かどうかも確認しておきましょう。月謝が多少高くても振り替えのシステムがあったり、またその逆の場合もあります。

 

風邪やインフルエンザが流行る時期は、「今月は1回しか行けなかった!」なんてこともよくあることです。月謝の高いor安いだけで判断するのは禁物です。

まとめ

人気の習い事、スイミングの魅力を深堀りしました。スイミングに限らず、どんな習い事でも「目標を達成できたときの喜びを味わえる」、「協調性が育つ」、「礼儀やマナーを学べる」など魅力はたくさんあると思いますが、ぜひ習い事選びの参考にしてください。

文/渡邊倫子

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