暑い夏、冷房が欠かせません。そこで気になるのが「電気代」。エアコンの稼働が増える季節に電気代が一気に跳ね上がった経験がありませんか? そこで今回は、夏の電気代を抑えるのに有効な小ワザを紹介します。電気代の高騰に悩む方は、一緒に実践しましょう。
1.エアコンの風、“通り道”をつくるだけで効率アップ
家のエアコンの風の通り道を振り返ってみましょう。ソファや棚で風を塞いでいませんか? 冷気は下に溜まりやすいため、部屋の中央まで風が届くように家具を配置するだけでも、冷房効率が改善します。
・エアコンの正面に背の高い家具を置かない
・サーキュレーターを“エアコンに背を向ける向き”で置く
冷気を循環させるだけで、設定温度を1℃上げても快適に感じやすくなるのです。
環境省の発表によると、エアコンの設定温度を1℃緩和しただけで、冷房時には約13%の節電に繋がるといわれています。設定温度28℃でも快適に過ごせる空間づくりが重要です。
参照:環境省「エアコンの使い方について」
2.“遮熱カーテン”や“すだれ”で昼の暑さを家に入れない
夏の室温上昇は窓からの熱流入が大きな原因です。環境省の発表では、冷房時に流入する熱の約70%が窓からといわれています。そのため、窓から熱を入れないことが重要です。
・遮熱カーテン
・レースカーテン
・遮熱フィルム
・すだれ
などを使って対策をするのがおすすめ。特に西日が入る部屋は、気をつけてみてくださいね。昼間の熱を入れないことで、夜まで室温を引きずらなくなり、夜間の冷房時間短縮や設定温度緩和にも役立ちますよ。
参考:環境省「環境白書」
3.エアコンは“つけっぱなし”と“こまめ消し”どっちが得?
ちょっとスーパーに出かけるときなど、エアコンを消すか迷うことはありませんか? エアコンは立ち上げ時に最も電力を使うため、30分程度の外出であればそのままつけておく方が得な場合が多いでしょう。立ち上げ時の消費電力を軽減するために、スマートリモコンを使用して、帰宅前30分に緩やかに運転をスタートしておくのも◎。
また、「弱」モードが節電の味方だと思いがちですが、室温が高い場合は「自動」モードで素早く冷やして維持する方がお得になるケースもあります。
筆者も、スマートホーム化をしてエアコンを外からスマホで操作できるようにしたところ、帰宅後のもわっとした空気も改善され、快適に過ごせるようになりました。後付けで取り入れられるものもあるため、気になる人は購入を検討してみてくださいね。
参考:パナソニック「風量や湿度など、エアコンの節電方法を解説」
ITmedia「ダイキン実験紹介」
ダイキン「Dシリーズ 快適・節電機能紹介」
4.寝苦しい夜は“冷やす場所”を変える
暑くて寝苦しい夜は、冷房で部屋を冷やすより、首や脇、足首などを冷やす方が体感的にラクに感じることがあります。また、寝具を夏用に変えるだけでも、エアコンへの依存を軽減できます。
・接触冷感シーツ
・麻素材の寝具
・冷感枕パッド
これらは、エアコンの設定温度を下げなくてもよく、毎年使えるのでひとつ持っておくと重宝しますよ。
5.室外機を守るだけで冷房効率アップ
室外機が高温になるとエアコン効率が落ちるため、室外機周りのチェックも欠かせません。特に気をつけたいのが以下のNGポイント。
・直射日光
・室外機周辺の物置き
・吹出口をふさぐ植木鉢
室外機カバーやすだれを使って直射日光を防ぐのがおすすめ。吹出口や背面のフィンに汚れが溜まると運転効率が落ちるので、こまめに掃除しておくと安心です。また、吹出口をふさぐ完全密閉型カバーは逆効果となるため注意しましょう。
6.“除湿”を味方につけると、温度を下げすぎなくてすむ
「日本は湿度が高い」と聞いたことがある人も多いでしょう。不快感にも繋がるため、除湿を心がけるだけで快適性が上がりやすいですよ。
・部屋干し
・料理中
・入浴後
など、ムシムシするタイミングでは、除湿を使う方が快適になるかもしれません。また、冷房だけだと寒いという人は、除湿(ドライ)の活用がおすすめです。エアコンによっては「弱冷房除湿」や「再熱除湿」のモードがあるものもあるため、自宅のエアコンをチェックしてみてくださいね。
7.“朝の5分”で夜の暑さが変わる
朝のうちに、熱をため込まない工夫も効果的です。
例えば、以下のようなもの。
・朝だけ窓を2か所開けて換気
・打ち水
・ベランダへの水まき
・朝のうちに遮光カーテンを閉める
昼の熱ごもりを予防すると、夜の快適さにも繋がるのでおすすめ! 特にコンクリートのベランダがあるお家は、熱をため込みやすいため朝のうちの対策が重要ですよ。
まとめ
文/丸山希