【イベントレポート】子どもも大人も必見!  野口聡一さんが語る「夢のかなえ方」

公開日:2026/08/20

【イベントレポート】子どもも大人も必見!  野口聡一さんが語る「夢のかなえ方」

2026年7月28日(火)、「カップヌードルミュージアム 横浜」(神奈川県横浜市)にて、野口聡一名誉館長が講師を務める子ども向け特別セミナー「アルテミス計画が開く未来! 野口さんと考える夢のかなえ方」が開催されました。

 

宇宙飛行士という大きな夢をかなえた野口さんご本人が、夢をかなえるために大切なことを語る本イベント。子どもたちはもちろん、大人にとっても未来や挑戦について考えるきっかけとなる内容でした。この記事では、イベントの様子を詳しくレポートします。

特別セミナー「アルテミス計画がひらく未来! 野口さんと考える夢のかなえ方」とは

2026年7月28日(火)に開催された、特別セミナー「アルテミス計画がひらく未来! 野口さんと考える夢のかなえ方」は、「カップヌードルミュージアム」の名誉館長野口聡一さんが、人類の新たな月面探査計画「アルテミス計画」と日本の役割、宇宙開発の現在地について、子どもにも分かりやすく説明しながら、自身の経験をもとに、「夢はどのように育ち、未来への一歩につながっていくのか」を参加者と一緒に考えるイベントです。

全国各地から小学生31人が集結

イベントには、抽選で選ばれた小学4~6年生の31人が全国各地から参加。さらに、オンラインでは子どもだけでなく大学生なども参加し、会場とオンラインを合わせて多くの人が野口さんの講演に耳を傾けました。

 

宇宙飛行士として活躍してきた野口さんから直接話を聞ける貴重な機会とあって、参加者たちは期待に胸を膨らませながらセミナーに臨んでいました。

「アルテミス計画」と日本の役割

まずは、イベントのタイトルにもなっている「アルテミス計画」について、野口さんが分かりやすく解説してくれました。

 

「アルテミス計画」は、アメリカのNASAを中心に各国が協力し、人類を再び月へ送り出すことを目指す国際プロジェクトです。1960~70年代に実施されたアポロ計画から約50年を経て進められている壮大な計画で、2027年の「アルテミス3」では各種テストの実施、2028年の「アルテミス4」では人類が月面に着陸することを目指しています。

 

参加した子どもたちからは驚きの声も上がり、人類が再び月に降り立つ未来がすぐそこまで来ていることを実感している様子でした。

 

日本はアルテミス計画において、月面探査車の開発にも携わっていて、野口さんは、日本の技術が月での人類の活動を支える重要な役割を担っていることについても紹介してくれました。

野口さんが語る「夢のかなえ方」

イベントのメインテーマでもある「夢のかなえ方」。宇宙飛行士という大きな夢を実現した野口さんが、夢をかなえるために持ち続けていた考え方について語ってくれました。

夢は持ち続けることに意味がある

小学4年生の頃から宇宙に行きたいと夢を抱き、30年後の40歳で宇宙飛行士になるという夢を実現した野口さん。「すぐにかなわないからこそ夢」「持ち続けるから夢」と、夢を諦めずに持ち続けることが、夢をかなえるために一番必要なことだと語っていました。

大きな夢は小さな一歩の積み重ねで近づく

日々の小さな努力を積み重ねなければ大きな夢はかなわない、「今日できること」をコツコツと実践することが大切だと語っていた野口さん。宇宙飛行士も、日々のトレーニングやサバイバル訓練などハードな訓練も多く、日々の体力づくりが欠かせないそうです。

夢は仲間と育てていくもの

夢をかなえるためには仲間の存在が必要不可欠。「宇宙飛行士だって1人では宇宙にいけない。仲間と成し遂げることが大切。」と、仲間の大切さを自身の経験をもとに子どもたちに伝えていました。

イベント後半は「子どもたち自身の夢について考える」

イベントの後半は、「子どもたちが自分自身の夢について考える」時間。「カップヌードルミュージアム」の人気アトラクション「マイカップヌードルファクトリー」を体験し、カップに自分の夢を描きます。

 

子どもたちが思い思いの絵や文字を描いたオリジナルの「カップヌードル」が完成! みんなの夢が将来実現しているといいですね。

質問コーナーでは大人顔負けの質問も

野口さんへの質問コーナーでは、直接質問できる貴重な機会とあって、子どもたちの熱量も非常に高い様子でした。

野口さんの大ファンだという小学生は、「地球の周りにあるスペースデブリ(宇宙ごみ)はどうするのですか? きれいにできるのですか?」と質問。大人顔負けの鋭い問いかけに、会場からも感心の声が上がっていました。

 

野口さんによると、小さな宇宙ごみの一部は大気圏に突入する際に燃え尽きるものの、人工衛星などに衝突しないよう地上から常に監視しているとのこと。スペースデブリの問題は世界中の宇宙機関が取り組む重要な課題のひとつであり、現在もさまざまな対策が検討されているそうです。

 

子どもたちからはほかにも多くの質問が寄せられ、宇宙への関心の高さがうかがえる時間となりました。

親が子どもの夢を応援するためにできることは?

最後に、大きな夢をかなえようとしている子どもに親ができることは何かという問いに対して、

 

「親が子どもの足を引っ張らないこと。邪魔をしないこと」

 

と、はっきりと答えた野口さん。

 

「子どものため」と助言したつもりでも、子どもの夢の足枷になってしまっているかもしれない。親は「夢は持ち続けることが大切」だと伝えることが唯一できることだと気づかされました。

カップヌードルミュージアム 横浜

会場となった「カップヌードルミュージアム 横浜」は、日清食品の創業者・安藤百福氏の「クリエイティブシンキング(創造的思考)」を体感できる体験型食育ミュージアム。

 

自分だけのオリジナル「カップヌードル」を作れる人気アトラクション「マイカップヌードルファクトリー」をはじめ、「チキンラーメン」作りを体験できる「チキンラーメンファクトリー」、インスタントラーメンの歴史を学べる展示などを楽しめます。子どもから大人まで楽しみながら学べる横浜の人気観光スポット。

 

【施設概要】

施設名:カップヌードルミュージアム 横浜

所在地:神奈川県横浜市中区新港2-3-4

開館時間:10:00~18:00(最終入館17:00)

休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

アクセス:みなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」から徒歩約8分

まとめ

人類が再び月を目指す「アルテミス計画」の最前線から、夢をかなえるために大切な考え方まで、学びの多い内容となった今回の特別セミナー。野口聡一さんの言葉からは、「夢は持ち続けること」「小さな一歩を積み重ねること」「仲間とともに挑戦すること」の大切さが伝わってきました。

宇宙飛行士という大きな夢を実現した野口さんだからこそ語れるリアルな経験談は、これから夢に向かって歩み始める子どもたちの背中を、そっと押してくれることになるでしょう。そして、子どもたちだけでなく大人にとっても未来や挑戦について考えるきっかけとなるイベントでした。

文/丸山寛子

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